アーユルヴェーダ 診断

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アーユルヴェーダ 診断について

アーユルヴェーダは、生活全体にアプローチし、よりよく生きることで、健康を最高の状態に保ち、長寿をはかるという考え方をとっています。
アーユルヴェーダでは、身体には「ヴァータ」「ピッタ」「カファ」の3つの性質のエネルギーが働きかけていると考えられ、そのエネルギーを「不純なもの、病素」の意味を持つ「ドーシャ」とよんでいます。
あらゆる身体の現象の基礎には、これらのエネルギー「ドーシャ」の働きがあると考えられ、日々の体の調子や、季節による体調の変化、個人差などは、「ドーシャ」によるものであるとされています。

アーユルヴェーダにおける、健康の概念は、この「ドーシャ」のバランスがとれていることであるといわれ、ほかにも、食欲があること、「ダーツゥ」とよばれる新陳代謝が正常に機能していること、「マラ」とよばれる排泄物のバランスが整っていること、五感や精神状態が至福に満ちている状態が、健康であるとされています。
アーユルヴェーダの診断には、問診(プラシュナ)、触診(スバルシャナ)、視診(ダルシャナ)、聴診(サブタ・パリクシャー)によって行われます。
「ジフワ・パリクシャー」とよばれる舌の状態をみる舌診や、「ネトラ・パリクシャー」とよばれる眼での診断、「ナーディ・パリクシャー」とよばれる脈診、便や尿、痰などの排泄物からも診断されます。
例えば、アーユルヴェーダの脈診では、ただ脈拍をとるだけでなく、現在の身体の状態や、過去の病歴などもわかる技術であるとされています。
橈骨動脈に、人差し指、中指、薬指の3本の指で脈をみます。
そして、人差し指で「ヴァータ脈」、中指で「ピッタ脈」、薬指で「カファ脈」をみて、健康状態をみる、診断方法です。

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